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スロットルケーブル制作方法
1.アウターケーブルの取付方法
付属のスロットル側調整金具をスロットルホルダーに取り付けます。調整金具は90度と120度の2種類同封しております。どちらかケーブルの取り回しの都合の良い方をお使い下さい。
車体側調整金具をキャブレターまたは車体に取り付けます。この時、金具のネジ部分の左右の長さが同じくらいになるように仮止めをするとあとの調整代を上手く取る事が出来ます。取り付けた車体側調整金具にエンドキャップ金具を付けたアウターケーブルを差込ます。その際、奥まで差し込むようにして下さい。
アウターケーブルの長さを決めます。この時、車体のハンドルを左右いっぱいまで切り、最長引っ張り位置を想定して取り回します。取り回しが出来たら、カットする長さにマスキングテープ等で目印を付けます。
※確認として車体のハンドルを左右に振り、アウターケーブルが短すぎたり、取り回しの問題がないか確認をします。
付けた印に合わせ、アウターケーブルを金鋸などで切ります。ケーブル内の穴を潰さないようにカットしてください。ニッパーなどで切ろうとするとつぶれてしまう事があります。グラインダーなどを使うとより簡単に切る事が出来ます。
カットしたアウターケーブルの端にエンドキャップを嵌めます。この時、エンドキャップが浮いてしまったりしないように奥までしっかり差し込んで下さい。
※入りずらい場合やカットしたアウターケーブルの穴の内側などに返りが出ている場合は、丸金ヤスリなどで返りを取ってからエンドキャップを入れてください
これでアウターケーブルの準備は完了です。取り外して作業している場合は車体に取り付けてください。
付属品として調整金具のネジ部に被せるゴムカバーを同封しております。取付の際は、ここで通しておいて下さい。
2.インナーワイヤーの取付方法
車体(キャブレター)のタイコ取付部をご確認いただき、付属の3種類のタイコから大きさの合う方を選んで下さい。タイコタイプ使用の場合は、ワイヤーの丸部を内側に引っ掛けご使用下さい。イモネジタイプ使用の場合は、ワイヤーの丸部を切断の上、イモネジでワイヤーを固定して下さい。ワイヤーの丸部を引っ掛ける場合は、そのままお使い下さい。
イモネジタイプ使用の場合は、タイコの固定をします。より強固にするため、ステンレス材でハンダ付けすることをおすすめします。まずはフラックス材をつけてタイコとワイヤーの隙間を埋めるようにハンダ付けをしてください。タイコ自体を熱して付けると、よりハンダが染み込みます。ただし、ワイヤー部までハンダを流さないよう注意下さい。ワイヤーのしなやかさが無くなってしまいます。タイコからはみ出ているはんだをやすり等で仕上げ、引っ掛かりなど無いように仕上げて下さい。
※ステンレス用のハンダ・ハンダゴテをご準備ください。
タイコをキャブレターに引っ掛け、車体側からハンドル側までインナーワイヤーを通します。スロットルホルダーに取付けた調整金具の曲がり部分辺りからインナーワイヤーの通りが悪くなりますが、ワイヤーを回転させながら通す事で、ワイヤーを通す事が出来ます。インナーワイヤーを通す際に、注油し円滑に動作するようにしておく事をお勧め致します。
アウターケーブルがきちんと奥まで金具に差し込まれているかを確認し、調整ネジを中間位置にしておき、調整代をどちらへも取れるようにしておきます。
インナーワイヤーの長さを決めます。スロットルのタイコ取付け位置を確認し、マーキングまたはイモネジタイコの仮止めを行い、インナーワイヤーの長さを決めます。インナーワイヤーは形状が巻き取る形状の為、長さ出しを一度で決めることが難しいので、長めからスタートし後の工程で順に調整するようにして下さい。短く切ってしまってからでは後戻りが出来ない為、注意が必要です。
ワイヤーのカット後にワイヤーがほつれ、タイコを通せなくなる可能性がある為、タイコをワイヤーから抜かずに、奥側に移動させて、ワイヤーをカットします。カット後はワイヤーをタイコの端面にくるようにセットして引っ張っても外れない強さでイモネジを締め止めます。
※硬いのでワイヤーカット等の工具をご準備ください。
実際に取付けて、インナーワイヤーの動作確認・取り回しの確認を行います。インナーワイヤーを長めに取ってある場合はこの段階で少しづつ短くしていき、微調整を行って下さい。調整が終わったら、再度イモネジを締め込み本締めを行って下さい。
※ハンドルスロットル側の調整金具の曲がり箇所は、滑りが悪くなり易い箇所の為、円滑剤または油を注油してから、動作確認を行って下さい。
手順②と同様にフラックスを付け、イモネジタイコをハンダで強固に固定し、引っ掛かりなどが無いよう仕上げて下さい。もしもスロットルホルダの幅が狭く、タイコが干渉するようであれば、干渉部も削り干渉の無いように調整し、再度装着し確認します。
最後に車体側、ハンドル側の調整機構でお好みの使い心地に調整してください。アウターケーブル装着時に、ゴムカバーを通した方は、最
後にゴムカバーを取付け完成となります。